HTMLメルマガ作成を簡単にする！初心者向けのおすすめツールと選び方ガイド

「HTMLメルマガの作成が難しい」「HTMLメルマガのツールを使いたいが、どれを選べばいいかわからない」といったお悩みをお持ちではありませんか？

HTML形式のメルマガ（HTMLメルマガ）は専用ツールを使えば手軽に作成できるため、導入が大変おすすめです。

本記事では、初心者の方でも簡単にHTMLメルマガを作成できる、おすすめのツールや選び方について詳しく解説します。この記事を通して、HTMLメルマガのツールについての理解を深め、自社に最適なツールを選定できるようになります。

なお、Zoho Campaigns の14日間無料トライアルにご登録いただくと、具体的な操作方法がよりご理解いただけます。（試用後は自動的に無料プランへ移行します）

HTMLメルマガとは？

HTMLメルマガとは、HTML形式で作成されたメルマガ（メールマガジン）のことを指します。

メルマガには大きく分けてHTML形式とテキスト形式があり、HTML形式ではフォントの装飾ができたり、画像や動画を埋め込んだりと、デザインやスタイルの自由度が高いメールを作成できます。またHTMLメルマガの場合は開封やクリックなどの反応が計測できるため、メルマガの効果測定や分析も可能になります。これに対しテキスト形式のメルマガでは画像や装飾を使用することはできず、開封やクリックなどの計測もできません。

近年では、これら双方の利点を取ったマルチパート配信が可能なメルマガ配信ツールも増えてきています。

	HTMLメール配信	テキストメール配信	マルチパート配信
配信対象	HTMLメール	テキストメール	1つのメールに異なる形式のコンテンツ（HTML形式とテキスト形式の両方）を組み合わせて配信
メリット	画像やスタイルを含むリッチなデザイン反応の計測が可能	軽量で読み込みが速いスパム判定されにくい	受信者の環境に応じた最適な表示が可能反応の計測が可能
デメリット	一部のメールクライアントでは表示されないことがある	テキストのみのシンプルな文面反応の計測が不可* *リンクURLにパラメータをつけて計測すればクリック数の測定は可能。	HTML、テキスト両方のメールを編集／レビューする必要がある

HTMLメルマガのメリット

HTMLメルマガには大きく分けて3つのメリットがあります。

デザイン面の自由度が高いため視覚的に訴求力の高いメルマガを作成できる
開封やクリックなどの計測ができるためPDCAサイクルを回せる
業務の効率化を図れる

これらのメリットについて、詳しく見ていきましょう。

視覚的に訴求力が高い

HTMLメルマガはデザイン面での自由度が高く、視覚的に訴求力が高いメルマガを作成できます。

例えばブランドのロゴや商品の画像を入れたり、目立つ位置にボタンを配置することで、文字のみのメルマガよりも視覚的に多くの情報を伝えることができます。

またツールによっては、ターゲットの区分（セグメント）ごとに異なるコンテンツを表示する動的コンテンツの機能や、ECサイトの購買履歴に応じておすすめ商品を自動で表示させる機能などインタラクティブな要素を用いた機能もあります。

このような機能を使うことで、一人一人のユーザーに最適化された訴求力の高いメルマガを届けることができます。

PDCAサイクルを回すことができる

HTMLメルマガはテキスト形式のメルマガと異なり、到達や開封、クリックといったユーザーの反応を計測できます。

ツールによってはメール内のどのボタンが何％クリックされたかや、一人のユーザーが何回ボタンをクリックしたかなどの詳細な行動まで把握できます。そのため、高頻度でPDCA（Plan・計画、Do・実行、Check・評価、Action・改善）を回せて短期間で改善を行うことができます。

また、ツールによってはA/Bテストの機能があるものもあります。件名や本文、ボタンの位置や差出人名などをテストし結果が良好な条件をノウハウとして蓄積することで、施策の効果を高めていくことができます。

業務を効率化できる

HTMLメルマガの作成ツールの中には、HTMLメールのテンプレートがあらかじめ用意されているものや、予約配信・自動配信などの柔軟な配信設定ができるものがあります。

自社向けにカスタマイズしたテンプレートを保存しておけば、自社のブランドガイドラインに沿ったメルマガを短時間で作成できます。

また、配信停止（登録解除）を自動で行えるツールもあります。メルマガのフッターに配信停止のリンクを挿入しておき、受信者がリンクをクリックすると自動で解除される仕組みが多いようです。これにより、手作業で行っていた配信停止作業をなくすことができます。

このように、HTMLメルマガのツールには業務の効率化につながる機能が多く備わっています。

HTMLメルマガの作成・配信における注意点

実際にHTMLメルマガを作成・配信するにあたっての注意点を以下に挙げます。

スキル・知識が必要

HTMLメルマガを作成する際、基本的なHTMLタグ（<div>、 <a>、 <p>タグなど）の理解や表形式（<table>タグ）などの基礎知識が必要となります。また、装飾に関するプログラミング言語であるCSS（Cascading Style Sheets）の知識も必要です。

フォントやカラー、余白などの指定をすることで、読みやすくデザインされたメルマガを作成できます。

また、HTMLかテキストかを問わずメルマガの配信にあたっては特定電子メール法や個人情報保護法などの法令や規制についても理解しておく必要があります。

レスポンシブデザインへの対応が必要

HTMLメルマガはテキスト形式のメルマガとは異なりデザインの自由度が高い一方で、メルマガを閲覧するデバイスによって見え方の調整が必要です。スマートフォンやタブレットなど、さまざまなデバイスで読みやすくするためのレスポンシブデザインへの対応が求められます。

メディアクエリや幅の調整などを使い、表示が崩れないような工夫が必要です。

HTMLメールが迷惑メールに分類されないようにする

HTMLメルマガが迷惑メールに分類されないようにするためには、同意（オプトイン）を得た受信者にのみ送信することが重要です。購入したリストにはメルマガを送信しないようにしましょう。

また、長期間反応がないアドレスや送信エラーのアドレスを定期的に削除することで、信頼性が高まります。さらに、送信元のドメイン認証（SPF/DKIM/DMARC）を行うことで、メールが正当な送信元から配信されたと証明でき、迷惑メール判定のリスクが軽減します。

テスト配信で最終確認をする

HTMLメルマガを配信する前には必ずテスト配信を行いましょう。

異なるメールクライアント（Gmail、Outlook、iPhoneのメールアプリなど）やデバイス（PC、スマートフォン）での見え方をチェックできます。また本文に誤字脱字がないか、リンクが正しいページに遷移するかなどの確認も重要です。テスト配信時のチェックリストを以下に記載しますので、参考にしてください。

【テスト配信時のチェックリスト】

異なるメールクライアント（Gmail、Outlook、Apple Mailなど）やデバイス（PC、スマートフォン、タブレット）で正しく表示されているか
画像の表示やサイズが適切か、表示の崩れがないか
文字サイズやフォントのスタイル、色が意図と合っているか
メルマガ内のすべてのリンクが正しいページに遷移するか
「配信停止」リンクやボタンが正しく動作するか
誤字脱字や文法上の誤りがないか
商品名、日時などの内容が正確か
メールの件名、差出人名、プリヘッダーが設定通りか
件名や本文にスパム判定されやすい表現が含まれていないか（過度な強調や誇張したテキスト、画像の多用、不自然な件名などは避ける）
ドメイン認証（SPF、DKIM、DMARC）が正しく設定されているか
テキストのみのビュー（テキストパート）が適切に表示されるか
パーソナライズ要素（氏名などの差し込み）が正しく設定されているか

メルマガは多くの購読者に配信されるため、複数の関係者に確認を依頼することで、見た目や機能面でのトラブルを未然に防ぐことができます。

HTMLメルマガ作成はツールを使用することがおすすめ

HTMLメルマガはメリットが多い一方で、作成や配信における注意点もあります。少ない工数で最大の効果を上げられるよう、HTML形式に対応した専用のツールを使用するのがおすすめです。

多様なテンプレート

HTMLメルマガ作成ツールには、あらかじめHTMLメールのテンプレートが用意されているものが多くあります。用途別のテンプレートや、季節に応じたテンプレートなど、自社のビジネスに合った豊富なテンプレートが用意されたツールを選ぶのがよいでしょう。

カスタマイズ機能

HTMLメルマガのテンプレートを選択したあとは、エディター上で編集やカスタマイズを行います。HTMLのコードを記述して編集するタイプのエディターもありますが、ドラッグ＆ドロップ式のエディターが直感的な操作で編集できるためおすすめです。

例えばメルマガ本文中に画像2点を追加したい場合、HTMLコードだと以下のようなコードを記載しなければならないところ、

<table role="presentation" width="100%" cellspacing="0" cellpadding="0">
  <tr>
    <td width="50%" align="center">
      <img src="https://example.com/image1.jpg" alt="画像1の説明" width="100%" style="display: block;" />
    </td>
    <td width="50%" align="center">
      <img src="https://example.com/image2.jpg" alt="画像2の説明" width="100%" style="display: block;" />
    </td>
  </tr>
</table>

（画像のコードはサンプルです）

ドラッグ＆ドロップ式のエディターであれば簡単なマウス操作のみで画像を追加できます。

効果測定・分析機能

HTMLメルマガはユーザーの反応を計測できるため、効果測定や分析が簡単に行えます。

HTMLメルマガの到達数（到達率）、開封数（開封率）、クリック数（クリック率）が計測できることはもちろん、ツールによっては「メール内のどのボタンが何％クリックされたか」や、「一人のユーザーが何回ボタンをクリックしたか」などの詳細な行動まで把握できるものもあります。

これにより、メール内のボタン配置を最適化したり、興味関心の高いユーザーを見つけやすくなります。

配信スケジュール設定機能

HTMLメルマガの配信ツールの多くは、日時を指定した予約配信ができます。

事前に設定をしておけば、メルマガ配信の日時に合わせて時間通りに送信ボタンを押す必要がないため便利です。

同一の日時に一斉配信するだけでなく、受信者の最適な開封時間にメールを配信する機能なども活用するとよいでしょう。

HTMLメルマガ作成ツールの選び方

HTMLメルマガ作成ツールを選ぶ際には、以下のポイントを考慮することでニーズに合ったツールを見つけやすくなります。

使いやすさ：専門知識がなくても簡単に操作できるドラッグ＆ドロップ式のエディターがあると便利です。また、デザインのカスタマイズが自由にできるか、HTMLメルマガのテンプレートが豊富かも重要なポイントです。
リスト管理機能：ターゲットを絞り込むセグメントの機能や、配信リストのインポートが簡単に行えるツールがよいでしょう。CRMなど顧客管理システムとの同期機能があれば都度インポートの手間がなくなるため理想的です。
メールのパフォーマンス分析：開封率やクリック率などの基本的な指標がリアルタイムで確認できるツールがおすすめです。また、異なる件名やコンテンツの効果を比較検証できるA/Bテスト機能があれば、より効果的なメルマガ配信が行えます。
高い配信到達率：ツールによっては、配信メールがスパムフォルダに入らないように独自のスパム回避策を講じているものもあります。配信到達率が高いツールを選ぶと安心です。
料金とコストパフォーマンス：無料プランから始めて、機能を試しながら有料プランにアップグレードすることができるツールが理想的です。また、配信件数や連絡先の件数に応じた料金体系がわかりやすく設定されているか確認しましょう。
サポートと日本語対応：問い合わせサポートやドキュメントが日本語対応しているかも重要です。特に初心者や、ツールの操作に不安がある場合は、サポート体制がしっかりしたツールを選ぶと安心です。

これらのポイントを考慮することで、自社やチームのニーズに合ったHTMLメルマガ作成ツールを選択しやすくなります。

HTMLメルマガ作成におすすめの「Zoho Campaigns」

HTMLメルマガ作成におすすめなのが、Zoho Campaigns（ゾーホー・キャンペーン）。Zoho Campaignsとは、グローバルSaaS企業「Zoho」が提供するクラウド型のメルマガ配信ツールです。

以下におすすめのポイントと機能を紹介します。

おすすめのポイント	機能
使いやすさ	Zoho Campaigns は初心者の方でも簡単に操作できるドラッグ＆ドロップ式のHTMLエディターを搭載した、シンプルで使いやすいユーザーインターフェースが特長です。 HTMLメルマガのテンプレートが豊富に用意されている他、パーソナライズやメールの自動化などの高度な機能も直感的な操作で行えます。
リスト管理機能	高度なセグメント機能や、配信リストのインポートが簡単に行えます。Zoho CRM、Salesforce、Hubspot など顧客管理システムとの同期も追加費用なしで利用できます。
メールのパフォーマンス分析	メールの配信後は、開封率やクリック率などの基本的な指標がリアルタイムのレポートで確認できます。また、異なる件名やコンテンツの効果を比較検証できるA/Bテストの機能も備えており、より効果的なメルマガ配信が行えます。
高い配信到達率	Zoho Campaigns ではSPFやDKIMなどのプロトコルを実装し、ドメインの偽装（なりすまし）を防止します。また、2024年2月からGmailと米Yahoo! のメール認証要件が厳格化されましたが、Zoho Campaigns ではGoogle と米Yahoo! が定める新しいガイドラインに準拠しています。
料金とコストパフォーマンス	Zoho Campaigns では配信先2,000件まで、月6,000通まで使える無料プランがあります。メルマガ配信ツールの導入検討にあたっては一定の検証期間が必要ですが、有料のツールを導入する前に、利用期限のない無料ツールを使うことで、ゆっくりと使用感をご確認いただけます。また、Zoho Campaigns では連絡先の件数に応じた柔軟な料金プランを採用しています。月額¥360円から使えてメール配信数無制限のコストパフォーマンスの高いサービスです。
サポートと日本語対応	Zoho Campaigns の料金には日本語によるメールサポートが含まれています。回数制限なくご利用いただけるため、初心者の方でも安心してご利用いただけます。その他にもヘルプや操作動画、お役立ち資料などさまざまなヘルプコンテンツをご用意しています。

Zoho Campaigns は、HTMLメルマガをこれから始める方に最適なツールです。

現在メルマガ配信ツールの導入をご検討中の方は、各ツールの機能や費用などを比較した資料「メール配信ツール主要9社の比較リスト」もございますので、ぜひ参考にしてください。

※この記事に掲載されている内容は投稿当時の情報です。最新の状況と異なる内容を含む場合があります。

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