商品
Zoho Inventoryにおける商品とは、顧客に提供する物品やサービスを意味します。販売する物品やサービスは、商品タブから追加できます。
Zoho Inventoryで商品タブに全ての物品とサービスを入力すると、取引への商品追加が迅速に行えます。仕入先からの購入を行うと在庫が自動的に増加し、商品を売ると在庫は自動的に減少します。
こちらのヘルプでは、商品を追加して Zoho Inventoryで管理可能なさまざまな方法について詳しく説明します。
新しい商品の作成
Zoho Inventoryで新しい商品を作成するには：
- 画面左側のメニューから［在庫］→［商品］タブを選択します。
- 新しい商品を作成するには、タブ名の横にある ［+］ アイコンまたは画面右上の ［+ 新しい商品］ボタンをクリックします。
販売または購入の取引の際にも商品を作成することができます。
方法は以下の通りです。
- 新しい販売または購入取引を開きます。
- ［商品の詳細］セクションに移動し、その下の空白スペースをクリックします。
- ドロップダウンから［+ 新しい商品を追加する］をクリックします。
新しい商品画面で、以下の詳細を入力します。
基本情報
- 新しい商品の種類として、［物品］または［サービス］のいずれかを選択します
アドバイス：
- サービス商品は、パッケージ費用、労働費用などのサービスの追加に使用できます。
サービス商品は、パッケージや出荷を作成する際には表示されません。サービス商品の在庫を追跡することはできません - 商品の［名前］を入力します。
- 商品のSKU（最小在庫管理単位）（在庫管理単位）を入力します。
ヒント: SKU（最小在庫管理単位）項目は、商品の一意のIDとして機能します。SKU項目では、商品のバーコード情報を保存できるため、取引作成時に商品をスキャンすることで情報を取得できます。
- 測定の［単位］を入力します（単位の例としては、リットル、キログラムなどです）。
- 既存のカテゴリーを選択するか、新しいカテゴリーを作成します。Zoho Inventory内の商品カテゴリーについて、詳細はこちらをクリックします。
- 販売した商品の返品を受け付ける場合は、［返品可能な商品］のチェックボックスにチェックを入れます。
- 新しい商品の作成画面の右側にある空白スペースに商品の別の画像をアップロードできます。各商品に対して最大15枚の画像をアップロードできます。（ファイル形式：.gif、.png、.jpeg、.jpg、.bmp最大ファイルサイズ：各5MBまでです）。
- 商品のサイズを入力します。注文の包装形状を計算したい場合に役立ちます。
- UPC、EAN、MPN、ISBN項目には、商品に関連付けられた他の商品コードを記録できます。
ヒント: UPCとEANは数字項目です。MPNとISBNは、英数字、スペース、ハイフンに対応する英数字項目です。MPNとISBNは、英数字、スペース、ハイフンに対応する英数字項目です。
販売や 購入価格の詳細
- ［販売価格］と［購入価格］を入力します。
- 販売勘定（初期設定の勘定は販売）と購入勘定を関連付けます。（初期設定の勘定は販売された商品の原価）になります。
アドバイス : 購入商品に際し、勘定のドロップダウンメニューから［+ 新規作成］を選択し、新しい 勘定を作成します。作成した新しい勘定を商品に関連付けることで、購入情報の追跡が可能になります。
- それぞれの取引に表示される販売や購入商品の詳細を入力します。
- 商品の税金の設定を選択します。
在庫管理の詳細
- 商品の在庫を管理する場合、［この商品の在庫を管理する］を選択します。
いったん商品の取引が記録されると、在庫管理を無効にすることはできません。ヒント:
- この商品について在庫を保持したくない場合は、［この商品の在庫を管理する］選択肢を無効にします。
- この選択肢は、サービス商品では初期設定で無効になります。
- 組織で［高度な在庫管理］を有効にしている場合は、シリアル番号またはバッチ番号で商品を追跡することができます。どちらかを追跡したくない場合は、 ［なし］を選択して続行します。
- 再注文の基準を設定し、この商品に対する対象の仕入先を追加します。
ヒント: 在庫が再注文基準に達すると、通知が送信されます。
- 商品の在庫を追跡するための［勘定］を選択します。
- ［期首在庫］（該当する場合）と［期首在庫価格］（商品の平均購入価格）を入力します。組織で、複数倉庫を有効にしている場合は、各倉庫の［期首在庫］や［期首在庫価格］を入力します。
ヒント: 期首在庫は、手元にある在庫の数量のことです。
高度な在庫管理
Zoho Inventoryには、在庫の詳細を正確に追跡するための2つの高度な機能があります。
まず、商品の各種設定画面で［高度な在庫管理］を有効にします。新しい商品画面で ［この商品の在庫を管理する］チェックボックスにチェック入れて、在庫を追跡します。
ヒント:
- 現在のZoho Inventoryの登録プランでは、高度な在庫追跡機能にアクセスできます。
- 各商品は、シリアル番号またはバッチ番号のいずれかで追跡できます。両方を利用して追跡することはできません。
シリアル番号の追跡
商品をシリアル番号で追跡するには：
- 新しい商品の画面を開き、必要な情報を入力し、［高度な在庫管理］→［シリアル番号の追跡］をクリックします。
- 期首在庫を入力した場合、下の項目にその期首在庫に対するシリアル番号を追加できます。
- 組織で複数倉庫を有効にしている場合は、各倉庫の行の末尾にある省略記号アイコンをクリックし、［シリアル番号を追加する］をクリックします。
- 各倉庫の期首在庫に対応するシリアル番号を入力します。
ヒント:
- 期首在庫には、シリアル番号を200件まで追加できます。
- シリアル番号の追加方法は、手動でシリアル番号を入力するか、商品のバーコード情報をスキャンして追加できます。
- ［保存する］をクリックします。これで、販売取引にシリアル番号を利用できます。
受取請求書を作成する際に、商品を保存し、後でシリアル番号を入力することもできます。
バッチ番号の追跡
- 新しい商品の画面を開き、必要な情報を入力し、［高度な在庫管理］→［バッチ番号の追跡］をクリックします。
- 期首在庫を入力した場合、下の項目にその期首在庫に対するバッチ番号を追加できます。
- 組織で複数倉庫を有効にしている場合、各倉庫の行の末尾にある省略記号アイコンをクリックし、［バッチを追加する］をクリックします。
- 各倉庫にの期首在庫に対応するバッチ番号を入力します。
ヒント: 期首在庫には、バッチ番号を100件まで追加できます。
| (項目名) | (説明) |
|---|
| バッチ参照番号 | Zoho Inventoryでバッチを保存し、追跡する際に参照する一意の番号です。これは製造業者のバッチ番号ではありません。 |
| 製造業者バッチ番号 | 製造業者によって提供されるバッチ番号です。 |
| 製造年月日 | 商品が製造された日付です。 |
| 有効期限 | 商品を消費可能な日付です。 |
| 数量 | 各バッチに追加可能の商品の数量です。 |
ヒント: バッチには、小数点以下6桁までの数量を入力できます。たとえば、一定量の牛乳をバッチに分割する必要があります。Zoho Inventory では、バッチ1で1.91リットル、バッチ2で3.56リットルを追加できます。
- 新しい受取請求書を記録する際にも、商品のバッチ番号を入力できます。
商品をインポートする
- Zoho Inventoryアカウントに商品をインポートするには：
- 画面左側のメニューから［在庫］→［商品］タブに移動します。
- メニューアイコンをクリックします。
- ［商品をインポートする］を選択します。
- ［ファイルをアップロードする］をクリックして、デバイスからアップロードするファイルを選択します。
- すべての商品の詳細を一度に更新するには、インポート時に［上書き］を選択できます。詳細はこちら。
- ドロップダウンから文字のエンコーディングを選択します。初期設定では、文字のエンコーディングはUTF-8(Unicode)です。
- ファイル区切り文字（コンマまたはセミコロン）を選択します。
- 初期設定では、.csv形式のファイルにはコンマが使用されます。
- ［次へ］をクリックして、項目を関連付ける手順に進みます。
- 重複するデータを上書きする場合は、重複データが上書きされる基準となる項目（商品名、商品ID、SKU）を選択してください。
- この項目は大文字と小文字が区別されます。また、この項目の値がインポートファイルとZoho Inventoryの両方で一致する場合にのみ、重複データが上書きされます。
- たとえば、商品名を更新するには、一意の項目として商品IDまたはSKU（最小在庫管理単位）を選択します。
- ［項目の関連付け］のページでは、Zoho Inventoryの項目名が左側に、インポートファイルの見出しが右側に表示されます。項目名は必要に応じて変更することができます。
- 今後のインポートでも同じ項目の関連付けを使用する場合は、［選択した項目を、今後のインポートでも使用する］を選択します。
- ［次へ］をクリックすると、プレビュー画面が表示されます。
- ［プレビュー］画面が表示されます。インポート可能な商品、スキップされたデータ、関連付けられていない項目などの情報を確認できます。スキップされた商品がある場合は、インポートファイルを編集してから上記の手順を繰り返してください。
- 必要な変更がある場合、［前へ］をクリックします。
- 変更がないの場合、［インポートする］をクリックします。
Zoho Booksから商品をインポートする
Zoho Booksは、Zoho Inventoryとスムーズに連携することが可能な会計プラットフォームです。Books、または、Inventoryのいずれかで入力されたすべての顧客情報、商品情報、取引などのデータがが自動で同期されるため、二重入力を防ぐことができます。
Zoho InventoryとZoho Booksの連携方法について詳細はこちらを参照ください。
Zoho CRMからの商品のインポート
Zoho CRMからZoho Inventoryに商品をインポートできます。以下につ詳しく学びましょう。
ヒント: Zoho CRM から同期された商品は、販売情報のみが含まれています。これらの商品の在庫追跡を有効にするには、まずそれらを編集して購入情報を有効にします。
商品のグループ化を利用して、独自の販売商品セットを作成し、特別価格で販売することができます。
