商品グループ

    Zoho Inventoryの商品グループ機能を使用することで、サイズや色などの属性に基づいて、グループを作成し、在庫を管理することができます。

    利用例 : 木村さんはアパレル店を経営しており、Tシャツのコレクションをさまざまなサイズと色で展開しています。彼はZoho Inventoryの商品グループ機能を利用して、各スタイルのTシャツの色やサイズに基づいて、商品項目を作成し、在庫を効率的に管理しています。人気のスタイルのサイズと色の在庫をZoho Inventoryで適切に管理することで、顧客の満足度の向上につなげています。

    Zoho Inventoryで商品グループを作成するには

    • 画面左側のメニューから[在庫]の下にある[商品グループ]タブに移動します。
    • 画面右上の[新しい商品グループ]ボタンまたは[+ 新規作成]ボタンをクリックして、[新しい商品グループ]ページを開きます。
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    • 商品グループの種類に[商品]か[サービス]のいずれかを選択します。
    • [商品グループ名]を入力します。
    • グループのすべての商品が返品可能な商品の場合、[返品可能な商品]を有効にします。
    • 商品グループの[単位](ユニット)を設定できます。
    • 商品カテゴリーを有効にしている場合、商品グループにカテゴリーを割り当てます。新規カテゴリーを作成するか、既存のカテゴリーから選択します。

    ヒント: カテゴリーを商品グループに割り当てると、グループのすべての商品に適用されます。同じように、商品に割り当てたカテゴリーは、同じグループの他の商品にも適用されます。

    • [税金の設定]を選択します。これはグループのすべての商品に適用されます。
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    • ここでは、[属性と具体品目の作成]を追加します。グループ名と属性に基づいて、商品名が自動的に生成されます。このグループ名は変更することができます。
    • グループ商品の在庫管理には、「在庫を管理する」または「在庫を管理しない」を選択します。
    • 各商品のSKU(在庫保管単位)を手動で入力するか、[SKUを生成]をクリックして、SKU生成ツールを使用して、自動的に生成します。
    • 商品の[原価]と[販売価格]を指定します。すべての商品で値が同じ場合は、[すべてにコピー]をクリックします。
    • UPC(Universal Product Code)、EAN(International Article Number)、ISBN(International Standard Book Number)がある場合、該当する項目に入力します。

    ヒント: UPCとEANの項目には数字のみ入力可能です。一方で、MPNとISBNの項目ではテキスト入力が可能で、アルファベット、数字、スペース、ハイフンが使用できます。

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    • 商品グループに対する販売勘定、購入勘定などの勘定項目を設定します。
    • [保存して次へ]をクリックして、次の設定項目に移動します。
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    • 商品の各品目には、倉庫ごとに利用可能な[期首在庫]とその[期首在庫の値]を入力します。

    ヒント: 期首在庫とは、商品を作成する時点で手元にある在庫です。期首在庫値とは、期首在庫の平均購入価格です。この項目では、FIFO(先入れ先出し)でバッチやロットの原価を計算するときに使用されます。

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    • [保存する]をクリックして商品グループを作成します。

    ヒント: 商品グループ内の各商品は、個別の商品として扱うことができます。

    Zoho Inventoryの属性項目を使用すると、商品の色、サイズ、ブランドなどの特性を指定できます。この属性により、商品にさまざまな品目を設定することができます。商品グループを作成する際に指定した属性と具体品目に基づいて、Zoho Inventoryはすべての品目の組み合わせを自動で作成します。

    初期では、[属性と具体品目の追加]のチェックボックスは、有効に設定されています。

    商品をグループではなく単品でを作成する場合、[属性とオプションを追加]にチェックを外して、次の設定項目へ移動します。

    次のポップアップ画面で、商品を単品で作成するには[商品]をクリックします。商品グループの画面で入力した商品の基本情報は、新しい製品の画面へ自動的に入力されます。

    商品グループを作成する場合

    • 商品の属性とそれに該当する具体品目を入力します。複数の具体品目を入力する場合、コンマで区切って入力します。
    • 新しいの属性を追加するには、[+ 新しい属性]をクリックします。各商品グループには、最大3つの属性を追加することができます。

    Zoho Inventoryでは、商品グループ名と属性に基づいて、各品目の商品名が自動的に作成されます。また、自動で作成した品目や商品名は、編集することができます。

    商品グループには、複数のSKUが含まれる可能性があります。その場合、個々のSKUを手動で作成するよりも、商品の属性を基にしたSKU作成のパータンを指定できます。このSKUパータンはグループのすべての商品や品目に適用可能です。これにより、時間を節約しつつ、各品目を明確に示す有効なSKUを容易に作成することができます。

    商品グループ用のSKUを生成するには

    • [新しい商品グループ]ページを開いて、基本情報と属性を入力します。
    • SKU列の下にある[SKUの生成]をクリックします。
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    • [最小在庫管理単位(SKU)のパターンを設定]セクションに移動します。
    • ドロップダウンから属性を選択し、SKUの各属性で表示する文字数を指定します。指定した項目からSKUが作成されます。
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    • SKUにカスタムテキストを追加することもできます。[サンプル値]のドロップダウンをクリックし、[カスタムテキスト]を選択します。以下の項目にテキストを入力します。
    • アドバイス:SKUパターンで表示される属性の順序は替えることができます。以下の例のパータンでは、商品グループ名、色、サイズの順でSKUが表示されるように設定されています。
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    • SKUの表示パータンは[SKUプレビュー]の項目で確認できます。プレビュー項目に表示されるテキストは編集できません。
    • SKUテキストを区切る区切り文字を選択し、使用する大文字と小文字を選択します。
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    • [SKUの生成]ボタンをクリックすると、グループのすべての商品のSKUが生成されます。SKUを作成する際に、重複が発生した場合は、数字列によって、区別されます。
    • [消去する]をクリックすると、SKU項目からすべての値が消去されます。
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    商品グループを編集するには

    • 画面左側のメニューから[在庫]の下にある[商品グループ]タブへ移動します。
    • 編集対象の商品グループを開きます。
    • 画面上部にある[鉛筆アイコン]をクリックします。
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    • 商品グループの詳細を編集または更新します。
    • [保存する]をクリックします。

    既存のグループから商品を削除するには

    • 画面左側のメニューから[在庫]の下にある[商品グループ]タブに移動します。
    • 商品を削除する商品グループをクリックします。
    • グループから削除する商品をクリックします。
    • [詳細を表示する]をクリックし、[商品グループから削除]を選択します。
    • 削除を確定すると、商品をグループから削除されます。
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    商品を別のグループに移動するには

    • 画面左側のメニューから[在庫]の下にある[商品グループ]タブに移動します。
    • 対象の商品グループをクリックします。
    • [商品の詳細]セクションに移動します。
    • 別のグループへ移動する商品を選択します。
    • [詳細を表示する]をクリックし、[別のグループに移動]を選択します。
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    • 移動先のグループを選択します。
    • 商品の属性を選択します。
    • [移動する]ボタンをクリックすると、商品は現在のグループから削除され、移動先のグループに追加されます。
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    複製機能を使用することで、最初から商品の基本情報を入力して作成することなく、既存の商品からすぐに作成することができます。この機能は、以下のような場合に役立ちます。

    • 既存の商品を無効化して、新しい商品を作成する場合。
    • 既存の商品の特性に基づいて、新しい商品を作成する場合。

    商品グループ全体を複製することはできませんが、グループ内の商品をは複製することは可能です。

    商品グループから商品を複製するには

    • 画面左側のメニューから[在庫]の下にある[商品グループ]タブに移動します。
    • 対象の商品グループをクリックします。
    • [商品詳細]セクションに移動します。
    • 複製する商品をクリックします。
    • [詳細を表示する]をクリックし、[複製する]を選択します。
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    • 重複する商品の詳細は自動的にに入力されます。該当な項目を変更や更新します。
    • 画面下部にある[保存する]をクリックすると、新しい商品が作成されます。

    アドバイス : グループの商品を複製する場合、それはグループの一部としてではなく個別の商品として作成されます。商品をグループに関連付ける方法についての詳細はこちらをご覧ください。

    商品グループに新しい商品を追加するには

    • 画面左側のメニューから[在庫]の下にある[商品グループ]タブに移動します。
    • 新しい商品を追加する商品グループをクリックします。
    • 画面上部にある[商品の追加]ボタンをクリックします。
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    • 新しい商品の詳細を入力し、属性を選択します。新しい商品の属性がグループ内の他の商品と重複しないこと確認します。
    • 画面下部にある[保存する]をクリックすると商品が作成され、グループに追加されます。
    • 画面左側のメニューから[在庫]の下にある[商品グループ]タブに移動します。
    • 無効化する商品グループをクリックします。
    • [詳細を表示する]ボタンをクリックし、ドロップダウンメニューから[無効にする]を選択します。そうすると、商品グループのすべての商品が無効化され、取引の作成する際には利用できなくなります。
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    • 無効になっている商品グループを有効にするには、「詳細を表示する」をクリックしてから「有効にする」を選択します。これにより、グループの商品を取引に利用することが可能になります。
    • また、商品グループ内の個別の商品を無効化することもできますが、これによってグループ内の他の商品に影響はありません。
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    Zoho Inventoryで商品グループを削除するには:

    • 画面左側のメニューから[在庫]の下にある[商品グループ]タブに移動します。
    • 削除したい商品グループをクリックします。
    • [詳細]ボタンをクリックし、ドロップダウンから[削除]オプションを選択します。
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    • 次のポップアップ画面で削除操作を確定すると、商品グループが削除されます。

    アドバイス : 商品グループ内に商品が取引に関連付けられている場合、商品グループを削除することはできません。ただし、商品グループから対象の商品を解除してから、商品グループを削除するか、商品グループを無効化に設定されることが可能です。

    ほとんどの場合は、Zoho Inventoryで商品を適切なグループに分類することができます。しかし、商品がどのグループにも当てはまらない場合、新しいグループを作成したり、既存のグループに関連付けたりことで対応することができます。

    Zoho BooksをZoho Inventoryと連携する際、商品が適切なグループに分類されない問題があります。これは、Zoho Booksには商品グループ機能がないため、Zoho Inventoryと連携する際に、商品が未分類の状態で同期されるからです。

    未分類の商品は在庫管理上、ミスを招く原因となります。この問題に対処するには、新しいグループを作成して商品を分類するか、既存のグループに商品を追加するとよいでしょう。

    グループ化できるのは、追跡可能な在庫商品のみです。

    • 画面左側のメニューの[在庫]の下にある[商品]タブに移動します。
    • 画面左上にある[フィルター]のドロップダウンをクリックし、[未分類の商品]フィルターを選択します。
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    商品をグループに追加するには、商品名の横にあるチェックボックスを選択します。

    • 画面右上にある[グループに追加]をクリックします。
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    新しい商品グループを作成するか、既存のグループに追加するかを選択します。
    新しい商品グループを作成する場合、商品グループ名、単位、SKUを入力して[保存する]をクリックします。

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    既存のグループに商品を追加する場合

    • 商品を追加する商品グループを選択します。
    • SKUを入力し、商品グループに該当する属性を選択します。
    • 新しい商品の属性がグループ内の他の商品と重複しないことを確認します。
    • [保存する]をクリックします。
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    これにより、未分類の商品を適切なグループに関連付けることができます。

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