顧客と仕入先の概要

ビジネスパーソンやフリーランサーとして、多くの顧客が商品やサービスを購入してくれることがあるでしょう。顧客はどのビジネスに対しても重要です。なので、取引を素早くに作成して、ビジネスを効率的に進めるために、顧客の連絡先情報を保存することが不可欠です。Zoho Inventoryの顧客／仕入先タブでは、顧客や仕入先の情報を簡単に保存できます。名前、メールアドレス、電話番号、請求先・配送先住所、ウェブサイト情報など、顧客の詳細情報をこのタブ内で管理できます。また、このタブを使って顧客に直接メールを送信したり、詳細な取引を確認したり、販売取引を作成したりすることも可能です。このドキュメントでは、Zoho Inventoryの顧客／仕入先タブを活用する方法について詳しく説明します。

顧客／仕入先の作成

Zoho Inventoryに新規顧客や仕入先を追加するには、いくつかの方法があります。

• 顧客タブから顧客の作成
• 仕入先タブから仕入先の作成
• 取引から顧客／仕入先の作成

顧客タブから顧客の作成

Zoho Inventoryで新しい顧客を追加するには：

• 画面左側のメニューで［顧客］タブに移動します。
• 画面右上にある［+ 新しい］ボタンをクリックします。
• 顧客のタイプ、主要な連絡先、会社名、顧客表示名、顧客メール、顧客の電話番号、ウェブサイト情報などの基本的な情報を入力します。

• その他の詳細セクションでは、顧客の通貨と支払い条件を入力できます。顧客の税金に関する詳細を入力します。顧客の公式ソーシャルメディアハンドルリンクなどの情報を入力します。

• アドレスタブに移動し、連絡先の請求先や配送先住所を入力します。配送先住所が請求先住所と同じである場合、［請求先住所をコピー］をクリックして、住所の再入力を省きます。

• ［連絡先担当者］タブに移動します。顧客の追加の連絡先担当者を追加します。
• ［カスタム項目］タブに移動します。ここでは、連絡先の設定で追加したカスタム項目が表示されます。連絡先の設定について、詳細はこちら連絡先の設定.

• ［レポートのタグ］に移動します。ここでは、Zoho Inventoryにある顧客に、Zoho Booksで作成したレポートタグをを関連つけます。
• ［メモ］タブには、顧客に関する参照用の記載やメモを追加します。
• 新しい顧客の作成を完了するには［保存する］をクリックます。

［仕入先］タブから仕入先の作成

Zoho Inventoryで新しい仕入先を追加するには：

• 画面左側のメニューから［仕入先］タブに移動します。
• 画面右上の ［＋ 新しい］アイコンをクリックします。
• メインの連絡先名、会社名、仕入先表示名、仕入先メール、顧客の電話、ウェブサイト情報などの基本情報を入力します。

項目の詳細については、ヘルプこのヘルプを参照ください。

取引から顧客／仕入先の作成

たとえば、受注などの取引の詳細を入力する際に、新しい顧客を作成する場合としてみましょう。Zoho Inventoryでは、入力を途中に破棄せず、取引の作成画面から直接に新しい顧客を作成することできます。

取引から顧客または仕入先を作成するには：

• 新しい［取引、受注書または請求書］を作成します。
• ［顧客名］／［仕入先名］項目のドロップダウンをクリックします。
• ［+ 新規顧客］／［+ 新規仕入先］をクリックします。

• 顧客や仕入先の基本情報を入力します。項目の詳細な説明については、ヘルプこのヘルプセクションを参照します。
• ［保存して選択］ボタンをクリックして、顧客を作成し、取引に追加します。

顧客及び仕入先のインポート

既存のシステムからZoho Inventoryに移行する際、顧客を一人ずつ作成する代わりに、すべての連絡先を一括にインポートすることができます。以下から連絡先をインポートできます。

• 既存のシステム
• Zoho CRM
• Zoho Books
• Google Workspace（旧G Suite）
• Office365

既存のシステムからのインポート

Zoho Inventoryでは、連絡先や連絡担当者の情報を.CSVまたは.TSVファイルの形式でインポートできます。最大1MBのファイルまでインポート可能です。

インポートするには：

• 画面左側のメニューから［顧客］または［仕入先］タブに移動します。
• ハンバーガーアイコンをクリックし、ドロップダウンから［顧客をインポート］または［仕入先をインポート］を選択します。
• 顧客／仕入先またはその連絡担当者をインポートしているか選択します。

• サンプルファイルをダウンロードし、ファイルが正しい形式かどうかを確認します。
• ［ファイルを選択］ボタンをクリックし、デバイスからインポートするファイルを選択します。
• 重複する連絡先をスキップするか、上書きするかを選択します。
• インポートファイルに基づいて文字エンコーディングを選択します。［エンコード方式］の項目で、メニューから［UTF-8］を選択します。
• 適切なファイルデリミタを選択します。初期設定のデリミタはカンマ（,）です。
• ［次へ］をクリックします。

• Zoho Inventoryの項目（左側）は、インポートファイルの該当な項目名（右側）と関連つけます。

• 将来のインポートの時に同じ項目のマッピングを使用したい場合は、［今後のインポート用にこれらの設定を保存する］選択肢にチェックマークを入れます。
• ［次へ］をクリックします。
• この画面には、インポート可能な連絡先、スキップされた連絡先、関連付けていない項目を確認することができます。連絡先がスキップされてしまった場合には、ファイルの内容を改めて確認します。
• ［インポート］をクリックします。

Zoho Booksからのインポート

Zoho InventoryはZoho Booksとシームレスに連携することが可能です。この連携により、両方のアプリケーションのデータを自動的に同期することが可能です。たとえば、Zoho Booksに新しい連絡先を追加した場合、Zoho Inventoryに反映されます。逆に、Zoho Inventoryで追加した連絡先も、Zoho Booksに表示することが可能です。

Zoho InventoryをZoho Booksと連携する方法の詳細については、詳細はこちら。.。

Zoho CRMからのインポート

Zoho Inventoryは、自社のZoho CRMアカウントと連携することができます。この連携機能で、Zoho CRMのアカウント、連絡先、ベンダーをZoho Inventoryの連絡先タブと同期できます。
この連携には、両方のデータを同期することができます。たとえば、Zoho CRMで見込み客を顧客に変換すると、次の同期にはZoho Inventoryの顧客として追加されます。

同様に、Zoho Inventoryに新しい顧客を追加した場合、顧客はZoho CRMデータベースに追加されます。

Zoho InventoryをZoho CRMに連携する方法の詳細については、。詳細はこちら。.

Office365からのインポート

Office365は、Microsoftが提供するさまざまなオフィス向けアプリケーションソフトウェアパッケージです。Office365に顧客情報や仕入先情報が保存されている場合、それらをZoho Inventoryにインポートすることができます。

ただし、Office365のアカウントをZoho Inventoryにリンクする手続きが必要です。Office365アカウントをZoho Inventoryと連携する.連携完了後、Office365に登録された顧客情報や仕入先情報をZoho Inventoryにスムーズにインポートできます。では、インポートの手順を見ていきましょう。詳細

Google Workspaceからインポート

Google Workspaceアカウント（組織向けアカウント）とは、組織内での情報共有や共同作業をよりスムーズに行うために便利なアプリ組みです。Google Workspaceアカウントと連携することで、Zoho Inventoryに顧客情報をかんたんに取り組むことができます。

顧客情報をインポートする前に、 まずZoho InventoryとGoogle Workspaceアカウントの連携設定を行うことが必要です。詳細はこちら。詳細Zoho Inventory - Google Workspaceアカウントの連携