顧客/仕入先の管理
このヘルプ記事では、顧客と仕入先を効率的に管理するため、Zoho Inventoryの顧客/仕入先タブで実行可能なさまざまな操作を説明します。
住所の管理
顧客や仕入先の追加の住所を保存して管理することができます。方法は以下のとおりです。
新しい住所の追加
顧客/仕入先の追加の住所も保存して管理することができます。手順は以下のとおりです。
ヒント: 顧客や仕入先の追加の住所を入力するには、すでに請求書の住所と納品先の住所を入力している必要があります。
新しい住所を追加するには
- 画面左側のメニューから[売上]→[顧客]または[購入]→[仕入先]タブに移動します。
- 対象の顧客または仕入先をクリックします。
- [概要]画面で、[住所]セクションに移動します。
- 住所(請求先/納品先)の下にある [新しい住所を追加する]をクリックします。

新しい住所を入力し、[保存する] をクリックします。
ヒント: 初期設定の請求先住所と納品先住所を除き、顧客または仕入先の追加住所を最大10件まで入力可能です。
標準の住所の変更
Zoho Inventoryで顧客または仕入先の標準の住所も変更できます。手順は以下のとおりです。
- 画面左側のメニューから[売上]→[顧客]または[購入]→[仕入先]タブに移動します。
- 対象の顧客または仕入先をクリックします。
- [連絡先詳細]ページで[住所]セクションに移動します。
- [追加の住所] にリストされている住所の横にある歯車アイコンをクリックします。
- [標準の請求先住所に設定] または [標準の送付先住所に設定]を選択します。
- 標準の請求先/送付先住所が変更され、古い住所は追加の住所セクションに移動します。

顧客/仕入先の住所の編集
顧客または仕入先の住所を編集するには
作成した顧客または仕入先の住所を変更手順は以下のとおりです。
- 売上]→[顧客](顧客の場合)または[購入]→[仕入先](仕入先の場合)に移動し、編集したい顧客/仕入先を選択します。
- ページの右側にある[編集]ボタンをクリックします。
- 必要な変更を行います。
- [編集する]をクリックします。

表示された画面で必要な変更を行ってください。
ヒント: 古い住所を使用したすべての取引でこの住所を更新する場合は、[以前のすべての取引の住所を更新する]を選択します。これには下書きの請求書、受注書、発注書、未払いの請求書が含まれます。
- [保存する] をクリックします。
顧客/仕入先の異なる住所の選択
取引を作成する際、標準の住所が自動的に適用されます。ただし、請求先/納品先住所として追加の住所のいずれかから選択することも可能です。
- 新しい取引(請求書、販売注文など)をクリックします。
- 顧客/仕入先の名前を選択します。
- 請求先または納品先の住所の横にある [編集]をクリックします。
- 保存された住所の一覧から住所を選択します。

ヒント: 新しい住所を別途追加するには、住所の一覧の最後までスクロールし、[+ 新しい住所を追加する]をクリックします。住所を入力し、[保存する] をクリックします。
顧客/仕入先の住所の削除
顧客または仕入先の追加の住所を削除するには
- [売上]→[顧客]または[購入]→[仕入先]に移動し、住所を削除したい顧客/仕入先を選択します。
- 対象の顧客または仕入先をクリックします。
- [連絡先詳細]画面の[住所]セクションに移動します。
- [追加の住所] セクションに移動します。
- 住所の横にある歯車アイコンをクリックします。
- [削除する] をクリックします。

- 操作を確定します。
顧客の種類の変更
顧客の種類を変更するには
ヒント : フィルターを適用して、検索を絞り込むことができます。
- 画面左側のメニューから[顧客]タブに移動します。
- 編集する顧客を選択します。
- 画面右上にある[編集]ボタンをクリックします。
- 顧客の種類を変更します。たとえば、顧客が個人である場合は、[個人]を選択して法人に変更します。
- 画面下部にある[保存する]ボタンをクリックします。

顧客/仕入先の無効化
顧客または仕入先との取引を行っていない場合、それらを無効として設定できます。
下記の手順により、顧客/仕入先は無効になり、新しい取引の作成時に一覧に表示されなくなります。
- [売上]→[顧客]または[購入]→[仕入先]に移動し、該当の顧客/仕入先を選択します。
- [詳細を表示する]→[無効に設定する]をクリックします。

ヒン : 顧客または仕入先を再度有効にするには、[詳細を表示する] → [有効にする] をクリックします。
顧客/仕入先の複製
同じ顧客/仕入先から異なる通貨で支払いを受けることもあります。その場合、顧客/仕入先の情報を複製すると、それぞれに別々の通貨を設定できます。
顧客/仕入先を複製するには
- 画面左側のメニューから [売上]→[顧客]または[購入]→[仕入先]に移動します。
- 複製する顧客/仕入先をクリックします。
- 画面右上の [詳細を表示する] のドロップダウンをクリックして、[複製する] を選択します。

- [顧客の複製]の画面では、顧客の詳細が自動入力されます。すべての情報を確認します。
- [保存する] をクリックします。
顧客/仕入先のエクスポート
Zoho Inventoryに追加したすべての顧客、仕入先を、CSVまたはXLS形式でエクスポートすることができます。
手順は以下のとおりです。
- 画面左側のメニューから[売上]→[顧客]または[購入]→[仕入先]に移動します。
- 画面右上にある3点リーダーアイコンをクリックします。
- [顧客のエクスポート]または[仕入先のエクスポート]を選択します。
- エクスポートするタブを選択します:[顧客]または[仕入先]
- エクスポートする内容を選択します:[顧客]/[仕入先]、[顧客の連作先]/[仕入先の連絡先]、[顧客の住所]/[仕入先の住所]
- すべての顧客/仕入先または特定の期間の顧客/仕入先をエクスポートするかを選択します。
- [次の形式でエクスポート]項目の下でエクスポートファイルの形式を選択します。
- 個人情報(PII)をエクスポートする場合は、[エクスポート時に機密の個人情報(PII)を含める]のチェックボックスをオンにします。
- エクスポートファイルをセキュリティで保護する場合は、パスワードを入力します。
- [エクスポート]をクリックします。


顧客/仕入先の統合
2つの顧客/仕入先を統合する手順は以下のとおりです。
2つの顧客/仕入先を統合するには
ヒント: 統合する顧客/仕入先は同じ通貨である必要があります。
- 顧客を例に挙げます。左サイドバーの [顧客]タブに移動します。
- メインの顧客と統合する顧客を選択します。
- [詳細を表示する]のドロップダウンをクリックし、[顧客の統合]を選択します。
- ドロップダウンからメインの顧客を選択して、[続ける]ボタンをクリックします。
- 次のポップアップ画面で [認証]ボタンをクリックします。

- メインの顧客を選択します。
- 続行するには [続ける] をクリックします。
ヒント: メインの顧客では、顧客と関連する取引が統合されます。統合の際に、すべての取引はメインの顧客に移行され、その他の統合された顧客は無効になります。統合を元に戻すことはできません。

- 操作を確定します。
子連絡先に関連するすべての取引はメインの顧客と統合され、子連絡先は無効になります。
ヒント : 一度に複数の連絡先を統合することもできます。
顧客/仕入先へのファイルの添付
契約書、利用規約などの文書は、Zoho Inventoryの関連する顧客または仕入先のデータに添付することができます。
Zoho Inventoryで顧客または仕入先にファイルを添付する手順は以下のとおりです。
ファイルを添付するには
- [売上]→[顧客](顧客の場合)または[購入]→[仕入先](仕入先の場合)に移動し、ファイルを添付する顧客/仕入先を選択します。
- 画面右上にある添付アイコンをクリックます。

- ファイルを参照して選択します。
- ファイルはアップロードされ、連絡先に添付されます。
ヒント: 一度に最大5件、5MBまでのファイルを添付できます。
CRMから顧客/仕入先への更新
Zoho InventoryをZoho CRMと連携することで、Zoho CRMから顧客や仕入先の詳細をスムーズにZoho Inventoryにインポートできます。
Zoho CRMで顧客または仕入先を変更すると、通常2時間ごとの自動同期により、Zoho Inventoryのデータを更新します。
特定のCRM連絡先の更新を取得するには
- 画面左側のメニューから[顧客]または[仕入先]タブに移動します。
- 検索を絞り込むためにCRM連絡先を抽出します。
- 顧客/連絡先クリックします。
- 画面右上の[詳細を表示する]をクリックします。
- そのドロップダウンから[この連絡先をZoho CRMから取得する]を選択します。

- Zoho CRMから顧客/仕入先が再インポートされ、顧客/仕入先の情報がZoho Inventoryで更新されます。
顧客と仕入先の関連付け
一部の企業には、仕入先でもある顧客がいます。たとえば、A社はフードサービスを提供するB社に会計サービスを提供しています。A社はその一方で、B社からフードサービスを購入しています。Zoho Inventoryでは、このような種類のケースを処理することができます。
仕入先でもある顧客がいる場合は、Zoho Inventoryで2つの別々の連絡先として作成し、それらを関連付ける必要があります。
顧客と仕入先を関連付ける手順は以下のとおりです。
- [売上]→[顧客](顧客の場合)または[購入]→[仕入先](仕入先の場合)の順に移動します。
- [顧客]タブで顧客を作成し、[仕入先]タブで同じ名前の仕入先を作成します。

- 次に、作成した顧客/仕入先を選択し、[詳細を表示する]のドロップダウンから、[顧客に関連付ける]/[仕入先に関連付ける]をクリックします。
- 対象の仕入先/顧客を選択し、[関連付ける]ボタンをクリックします。
関連付ける顧客または仕入先を選択します。
関連付け後、両方の連絡先画面で買掛金と売掛金を確認することができます。
顧客/仕入先の削除
一時的に特定の顧客/仕入先との取引を行わない場合、対象の顧客/仕入先を無効にすることができます。ただし、顧客/仕入先を完全に削除したい場合は、関連するすべての売上/購入取引、よび仕訳帳データを削除する必要があります。
複数の顧客/仕入先を一度に削除するには
- [売上]→[顧客]または[購入]→[仕入先]に移動し、削除したい顧客/仕入先の横にあるチェックボックスにチェックを入れてください。

ヒント: 適切なフィルターを適用して、目的の顧客/仕入先の詳細を表示できます。連絡先の抽出について、詳細はこちらをご参照ください。
- 3点リーダーアイコン(詳細を表示する)→[削除する]をクリックします。
- [削除する]を選択して、操作を確定します。
一括操作
顧客タブでは、一括操作を実行する選択肢があります。複数の顧客または仕入先に対して指定の処理(統合、無効に設定する、削除)を実行できます。

複数の顧客に一括操作を実行するには
- [売上]→[顧客]の順に移動します。
- 一括操作を実行したい顧客を選択します。
- ページの上部で[詳細を表示する]をクリックして、対象の操作をクリックします。
- 操作を確定します。

顧客/仕入先の統合
同じ名前を持つ複数の顧客/仕入先がある場合、顧客または仕入先を統合する必要がある場合があります。統合する手順は以下のとおりです。
- [売上]→[顧客](顧客の場合)または[購入]→[仕入先](仕入先の場合)に移動し、編集したい顧客/仕入先を選択します。
- [詳細を表示する]→[顧客の統合]/[仕入先の統合]をクリックします。
- メインの顧客/仕入先を選択し、[続ける]をクリックします。
- [認証]をクリックします。
ヒント: メインの顧客では、顧客と関連する取引が統合されます。統合の際に、すべての取引はメインの顧客に移行され、その他の統合された顧客は無効になります。統合を元に戻すことはできません。
- [続ける]をクリックします。

- 操作を確定すると、顧客/仕入先はメインの連絡先として統合されます。